4歳でヴァイオリンを始めてから
長い間ずっとヴァイオリンが嫌いでした。
毎日泣きながらの練習、やりたいことの制限。
旅行にも楽器を持って行き、ホテルで練習。
週末のレッスンが近づくたびにお腹が痛くなり
金曜日は「華金」ではなく
私にとっては「病み金」でした。
将来の夢は「ヴァイオリンを辞めること」。
作文にそう書くほど苦しんでいました。
しかし19歳で音楽の道を離れ、教育学を学び
競争のない弦楽部で再び音楽に触れた時
純粋に「楽しい」と思えたのです。
さらに教育心理学を学ぶ中で
幼少期の自分を振り返りました。
私はずっと、誰かのために頑張っていた。
自分で始めたものは何一つありませんでした。
「嫌でも耐えることが努力」だと思い込んでいましたが
本当の努力は、心からやりたいと思った時に
自然に生まれるものだと気づきました。
楽しいから続けられる。
楽しいから上達する。
そして上達するから、もっと楽しくなるのです。
今、私は日本を離れ、再び異国の地にいます。
幼い頃に父が言った
「音楽は世界共通の言語」。
その言葉通り、ヴァイオリンは国を越え
私をつなぎ続けてくれました。
今度は私から、その楽しさを誰かに届けたい。
一人一人の個性に合った指導で
可能性を最大限に伸ばすこと。
それが、私の想いです。